八ヶ岳とは
八ヶ岳とは長野県南西部と山梨県北部に跨る南北30km東西15kmの山々の総称。
2899mの赤岳が最高峰。夏沢峠を境界にして南八ヶ岳と北八ヶ岳に大きく分かれている。
南八ヶ岳は、主峰の赤岳をはじめ、横岳など鋭い峰々や、横岳西面の大同心・小同心に代表される岩峰群などがあり、急峻な地形となっている。
このため、日本有数のロッククライミング岩場があり、また冬場は氷瀑のアイスクライミングでも知られる岩稜が中心となっている。
今回は美濃戸口から赤岳に登頂し、赤岳天望荘で一泊し、美濃戸口に帰還するルートで登山する。
赤岳を最高峰に横岳などで構成。その山容は、夏沢鉱泉と本沢温泉を結ぶ夏沢峠を境界として、北八ヶ岳と南八ヶ岳に大きく分けられる。北八ヶ岳は、樹林帯が山稜近くまで続き、また比較的なだらかな峰が多く、湖沼も点在する。一方、南八ヶ岳は、主峰の赤岳をはじめ、横岳・硫黄岳・阿弥陀岳の鋭い峰々や、横岳西面の大同心・小同心に代表される岩峰群などがあり、急峻な地形となっている。このため、日本有数のロッククライミングの岩場があり、また冬場は氷瀑のアイスクライミングでも知られる岩稜が中心となっている。このように、南北の山容は対照的である。
引用元:八ヶ岳 – Wikipedia
持ち物と計画
今回の登山での持ち物。
- シラフ(寝袋) ※赤岳天望荘に宿泊したため使用せず。
- 登山用パンツ
- 登山靴
- レインウェア上
- レインウェア下
- フリース
- 靴下(登山用)
- 八ヶ岳マップ
- ザック
- 帽子
- マット ※赤岳天望荘に宿泊したため使用せず。
- ライト(ザックの中)
- 食料(おにぎり・カロリメイトなど)
計画は以下。
1日目で4時間40分・2日目5時間55分ほど歩く予定。
1日目
- 美濃戸口(10:30発)→南沢ルート(2:30)→行者小屋(13:00着)
- 行者小屋(13:30発)→文三郎ルート(1:50)→赤岳山頂(15:20着)
- 赤岳山頂(15:30発)→赤岳天望荘(15:50着)
2日目
- 赤岳天望荘(8:30発)→硫黄岳山荘(10:00着)
- 硫黄岳山荘(11:30発)→硫黄岳(11:50着)
- 硫黄岳(11:50発)→赤岩の頭(12:05着)
- 赤岩の頭(12:05発)→赤岳鉱泉(13:55着)
- 赤岳鉱泉(14:30発)→北沢ルート(1:30)→美濃戸口(16:00着)
1日目【美濃戸口→行者小屋→赤岳山頂→赤岳天望荘】
7月某日午前10時過ぎ頃。
男3人の男たちは八ヶ岳美濃戸口に到着した。
われわれのチームの紹介をしよう。
こうの(27)
大学時代の柔道部の同期であり友人。
ワンダーフォーゲル部にも所属。
山登り歴8年のベテラン。
どうの(25)
大学時代のゴルフ部の友人。
高校時代は陸上部で長距離をしており、脚力には自信あり。
山登り歴2ヶ月の初心者。
10時50分ごろ登山開始!
美濃戸口から南沢ルートを通って行者小屋までは2時間30分の道のりだ。
針葉樹林の森をゴツゴツした岩の上を歩いていく。2時間あまりのコースは山地の有酸素運動になるだけではなく脚の筋トレになるので一石二鳥だ。
おぎちゃん)意識高い系登山家って知ってる?
こうの)しらんわ。
お)俺らはいま赤岳山頂を目指してる。
でも、意識高い系登山家は違う…。
こ)どう違うねん
お)次の山の山頂を目指してる…。
赤岳山頂はもはや目指してない。通過点やからな。槍ヶ岳山頂目指してる。
こ)意識高すぎやろ、そいつ。
お)ちなみにもっと意識高い系登山家は次の次の山の山頂目指してる。笑
こ)目の前の山、まず登れや。
お)意識高い系登山家の最終形態はどうなるか知ってるか?
こ)知らんわ。どうなんの?
お)意識高すぎて自宅のベッド目指してる。
こ)山登るやな!笑
行者小屋到着し、昼食開始。カップラーメンと、コンビニのおにぎり。腹が減ってたのでめちゃ美味い。
行者小屋を出発し、赤岳山頂を目指す。ここからは高低差の激しい岩場の道を進んでいく。
先頭のドウノは鹿のように軽快に進んでいくが、私の一歩一歩は重い。
しかも、天気も悪くなってきた、少量の雨と霧が視界を遮っていく。
ごつい岩稜を軍手でひたすら登っていくと・・・。ついに、赤岳登頂。(2899m)
ガスってて何も見えないが、頂を制することで達成感を感じることができた。
八ヶ岳の山を縦走すると、雲の合間から今晩の宿場である赤岳天望荘が見えてきた。
こ)山小屋には談話室っていうて漫画とか置いてるくつろぎスペースがあるねん。ガク(岳)置いてるかなぁ…
お)バキやったら置いてるんちゃう?なんならバキを読みに登りにきたようなもんやし。
こ)漫画喫茶いけや!笑
そして、赤岳天望荘に到着。受付を済ませる。なんと夕食はバイキングをいただくことができた。山菜ごはん、豚汁、豚の角煮など、充実過ぎる献立のため食べすぎてしまった。
21時就寝。
明日はどんなことが起こるのだろうか・・・。
2日目【赤岳天望荘→硫黄岳→赤岩の頭→赤岳鉱泉→美濃戸口】
6:30起床。
7時から食堂で自炊できるので、今後の飯炊きの修行のため、朝ごはんは自分たちでつくる。
炒めたコンビーフと白米。シンプルでうまい!
8:35 雨の中、赤岳天望荘を出発。硫黄岳山荘を目指す。
硫黄岳山荘まではゴツゴツした岩稜を登り降りし縦走していく。
岩場はハードだが、自分がどのようにすれば登れるのか考えて進んでいく過程がなんとも面白い。
10:22 硫黄岳山荘に到着。さっき朝飯を食べたが腹が減っていたので、カレー(1200円)を食べた。
レトルトでなく自家製カレー!これもまたうまし!
11:30 硫黄岳山荘を出発。
30分ほどで硫黄岳(2760m)到着。ガスっててなんも見えない 笑
赤岩の頭から赤岳鉱泉は下山コース。針葉樹林の森林を霧の中進んでいく。
なんとも神秘的な山道だ。
赤岳鉱泉に到着し少し休憩し、1時間15分ほど歩くと、美濃戸口に到着。
無事に帰ってくることができた。
今回の温泉【ほったらかし温泉】
美濃戸口到着後、山小屋のお姉さんにおすすめの温泉を聞いたところ…
ほったらかし温泉!が良いよ〜。
と、伺ったので、今回の温泉はほったらかし温泉に決定!
八ヶ岳からは車で1時間少しほどかかるが、行くで!笑
到着すると、あっちの湯、こっちの湯とまさかの温泉が別れている笑
はじめてのタイプの温泉♨️
3人の男どものじゃんけんの結果、あっちの湯に決定。
あっちの湯は露天風呂が広く、甲府の街並みが一望でき、山の疲れを癒すのには最高だった。天気が良ければ富士山も見えるそう。
まとめ
一泊二日の八ヶ岳登山は天候に恵まれればもっと景色を楽しむことができた。
しかし、雨の中、岩稜を登り、一般的なコースタイムよりも速く進むことができたことは、
今後の自信になり、次回の登山に繋がるものとなった。
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